借地借家法の違い

建物を建てる際は、当然土地が必要となりますが、土地を所有することが出来なかった場合、土地を誰かから借りて建物だけを建てるという方法があります。このとき借地に建物を建て、その建物の所有権を得るための法律が借地借家法という法律です。借地借家法が生まれたのは平成4年7月のことで、それ以前は借地法という似た法律が適用されていました。どちらも建物の所有にかかわる法律なのですが、その内容は細かく違うので、双方の違いはきちんと把握しておきましょう。

借地借家法の新法と旧法の違いは多岐にわたります。例えば旧法では使用する建材によって契約期間が変わりましたが、新法では一律30年に設定されています。さらに契約期間の延長の際、旧法では建物を所有する借主側の意思が優先されるような内容だったものが、新法では地主側の意思が尊重されるようになりました。また契約内容によって、借地権がいくつかの区分に分かれるようになったので、契約内容次第では、契約完了後に建物を取り壊す必要が出てくることもあります。

現在は新法の借地借家法の下で土地や建物を利用することになりますが、新法が生まれる前に契約した建物と土地に関しては、旧法が適用されることになります。財産を受け継いだときなどに、旧法で契約を結んでいた土地や建物があるケースも考えられるので、知らない土地や建物を所有したときは、法律事務所などに相談して、借地権に関する契約内容を確認しておいたほうが良いでしょう。


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